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「国税庁」「税務署」の言葉に慌てないこと

前回に書いた記事 「注意!国税庁からの【未払い税金のお知らせ】メール」には、その後「教えてくれてありがとうございます」といったお礼のメッセージが届いたりして、普段はこんなことはないので確認してみたところ、この1か月間で 13,300ものアクセス数があり大変に驚きました。

それだけ、このメールに不安を感じた方が多かった、ということでしょう。
本当に、腹立たしい限りです。

「国税庁」や「税務署」の言葉には、どこか人を威嚇し不安な気持ちにさせてしまう響きがあるように思います。

以前、税務署OBの方が 「 税務調査に会社に行くと、社長の手がブルブル震えていたりするんだよね。ローテーション的に調査に行っただけなのに、あんなに怯えられると、何か隠しているんじゃないかと疑いたくもなる。その会社、実際には大きな問題はなかったんだけれどもね。」と言ったお話をされていたことがあります。

「なんか、その社長の気持ち、わかるな~」と思って聞いていました。

税務調査ほどでなくとも、税務署から郵便物が来たりすると、クライアントさんから速攻で 「これ、何でしょうか?!」 と慌てた様子で質問が飛んでくることがありますが、半分は不安心理からのように思います。

税務署というのは、多くの人にとって、得体のしれない場所ですよね。
私自身も、この仕事をする前は、そう思ってました。

「税務署、不審メール」等のキーワードでググると、前回の記事に書いた事例以外にも、色々な不審メールのパターンがあるようです。

税務署をかたる不審メールにご注意ください。
国税庁・税務署の名称や国税庁・税務署と類似した名称を使用した団体から、氏名・生年月日・暗証番号等を入力して返信するよう要求する内容のメールが届く事例が発生しています。
e-Taxから送信するお知らせメールは返信を求めたり、ファイルを添付することはありません。

https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_hushin_mail.htm

国税庁からの連絡を装った標的型メールについて
 e-Taxに係る国税庁からの連絡を装った「標的型メール」が送信されていた旨の報道がされています。
 国税庁では、e-Taxの利用にあたり、メールアドレスを登録している方に対して、メッセージボックスに情報が格納された際などに、登録しているメールアドレス宛に「税務署からのお知らせ」メールを送信していますが、このメールには、ファイルを添付することはありません。
 添付ファイルがある「税務署からのお知らせ」メールを受け取った場合には、メールを開封せずに削除するなど、取り扱いには十分にご注意ください。

https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_270917_mail.htm

e-Tax サイトの 「税務署からのお知らせ」等のメールが届いた方へ に税務署から届くメールのパターンが列挙されています。

不審なショートメッセージやメールにご注意ください(国税庁) には、国税庁からのメール案内のパターンが記載されています。

また 国税庁サイトの 不審な電話や振り込め詐欺にご注意を では、詐欺の具体的な事例を紹介しています。

先ずはこういった情報を確認ですが、これらの情報を見ても、自分が受け取ったメールが正当なのか不審なのか、判断が難しいこともあるかもしれません。

そんな時は、

管轄の税務署に直接電話して聞いてみる

です。

「税務署 ○○市 管轄」で検索すると、自分の居住地の管轄税務署は調べられます。

先ずは、とにかく、「国税庁」や「税務署」の言葉に慌てないことです。

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